2017年もありがとうございました

2017年もまもなく終わります。
本年も事故もなく、多くの方にご利用していただくことができました。

2018年も、ご来店いただく皆様の
「登ってみたい」というチャレンジ精神
「上達したい」という向上心
そんな思いを叶えられる場所でありたいと思っています。

オリンピックの正式種目への採用やワールドカップでの日本人選手の活躍などに関連して、メディアに露出する機会が増えたクライミングですが、『スポーツクライミング』という競技以外の部分についてはあまり知られていないように思えます。（もっともその"競技"についてもその内容やルールについてご存じない方も多いようですが）
グラニットはこれから多岐にわたる文化として、クライミングが普及発展していけるよう、鋭意努めていく所存です。


以下は店長の個人的な思いであり、余談ですが、
私がクライミングを始めた25年程前、フリークライミングは世間的にはまだまだマイナーなものでした。マイナーどころか、良くて"危険に挑む冒険者"扱い、たいていは"無益な遊びをする暇人"といった感じに、世間からはあまり好意的な目で見られない事も少なくありませんでした。ましてやクライミングのジャンルの中でもさらにマイナーで、わざわざやるのは奇特な人とまで言われていた『ボルダリング』が最も注目されるような時代になるとは思ってもいませんでした。そんな時代の流れに万感の思いがあります。
時代の流れとともに主流が変わり、あるいは価値観も変わっていく事はどんなジャンルであってもよくある話でしょう。
しかし何が変わろうとも、クライミングにおいてかつての先駆者達が熱いスピリッツを持ち、困難に立ち向かい、多くの成果を成し遂げたことは揺らがない事実です。私個人はそのような先駆者諸氏には遥かに及ばない存在です。しかし、その片鱗に触れたことのある一人として、少しでも何かを受け継ぎ、次代に伝えていきたいと思っています。